3年前の2月2日の話

息子をお持ちのお母さんにはなんとなくわかっていただける気がするのですが、息子は私にとってまるで恋人のような存在でした。

息子とは夫よりも会話が弾みましたし、私の手伝いもよくしてくれました。
その息子が緊急入院をしたのが3年前の2月2日でした。その日は日曜日でした。

1週間ほど前から熱や体の痛みを訴えていた息子でしたが、最初はインフルエンザや気胸を疑われ、入院の前日になってやっと近くの医院で血液検査をしたのですが、まだ結果待ちの状態でした。
でも、全身に現れた内出血を見て、私が不安を抱き、血液内科のある大学病院を調べていました。
2月2日の夜になって息子が苦しくて我慢ができないというので、私が大学病院に連れて行きました。息子はもう、私につかまらないと歩けないような状態になっていました。

当時、夫は単身赴任中で、娘は前の彼氏のうちに泊まりに行っていました。
結果が告げられたのは夜の10時半を回っていたと思います。最初に私が医師からだいたいの病名を告げられ、そのあと息子も含めて、この後の治療計画をざっくり説明されました。
私と息子はごく冷静に話を聞いていました。
嫌な予感が当たっていた、と言う感じで、悲しみよりも、「これからが大変だ」という想いの方が強かったです。

そのあと息子は車いすで連れていかれました。緊急なので部屋がなく、とりあえずICUに入れられることになりました。
pm11時頃、夫に電話で、「〇〇が白血病だって・・・」と言った瞬間、初めて嗚咽がこみ上げてきました。夫は翌朝、とりあえずこっちに来てくれることになりました。

それから深夜にわたって、入院に関する説明や、同意書、資料などを渡され、私は1人で家に帰りました。
帰り道は濃霧に覆われていて、しかもまだ道が不慣れな私は迷いながら、家に着いたのは夜中の2時になっていました。

家に帰ると息子に食べさせようと思っていた雑炊がそのまま置いてありました。
私は、夕飯を食べていなかったのでそれを少し口に入れながらすべての書類に目を通し、書くものは書いて、翌日持って行かなくてはならないものをそろえました。頭はやけにはっきりしていました。

息子の部屋に入ると、デスクトップのパソコンの画面がオンラインゲームの起動状態になっており、私はどう終了していいかわからずに四苦八苦してどうにか電源を切りました。まるで息子は拉致されたかのようだと思いました。

そして一睡もせずに翌朝を迎えたのです。
それがちょうど3年前の話。
その時の気持ちを今、どのように表現していいか考えてみると、帰ってきた道と同じ、暗い、霧の中を1人で置いて行かれたような・・・、でも、気力は失ってなかった気がします。

その出来事は、悲しみの記憶として私の心の中にいつもあります。でも、忘れちゃいけない気もするんです。

最近、息子の手作りの夕食の写真がLINEで送られてきました。

まさやのご飯

あ~!やっぱり理想の恋人だなぁ。彼女に嫉妬しちゃうよ~。
息子から「きもっっ!」って言われそうですが(^-^;

読んでくださってありがとうございます
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2017-02-01(Wed)
 

コメントの投稿

非公開コメント

 

こんばんは。
一言・・・・大変でしたね。でもハッピーエンドでまるで映画のようです。
私には、息子は、いませんがこんな事になったら木が変になってどうなってるか分かりません。
私は、独身の頃、父が心筋梗塞で倒れ帰らない人となった記憶があります。泣きわめいたかもしれません。
その後、私が家族を支える立場になって辛いとかなんにも思わずただただ働いてました。
2017-02-01 17:49 | ピーちゃんこ | URL   [ 編集 ]

 

こんにちは(^^)
三年前だったのですね…
恋人^_^ 何となくわかります!
うちは昨日長男が帰ってきました。
金曜日にはもどってしまいますが…

うちはブルガタ症候群という突然死をする心臓の病気で、検査入院でしたが、こんなに死という現実を突きつけられた事はなかったので、私も忘れませんよ〜〜
父も突然死でしたが、やはり息子の時は違いました。
今は生きていてくれればそれだけで幸せです^_^
今でも泣きながら息子の洗濯物を干した事を一番思い出します。
2017-02-01 18:26 | りりこ | URL   [ 編集 ]

Re: タイトルなし 

ピーちゃんこさん、コメントありがとうございます。

とっても重い話なのですが、あの日の事は1度は書いておきたいと思いました。今では私と息子の転機になった出来事だと思っています。

お父さまは急死だったのですね。ショックだったでしょう。
家族を支える立場で働くのは大変な事です。
2017-02-02 08:37 | スマイルバナナ | URL   [ 編集 ]

Re: タイトルなし 

りりこさん、コメントありがとうございます。

親が自分より早く逝ってしまうというのは想定内なんですけど、子供が自分より先に死ぬなんて想像できませんからね~。
想像するだけでも、地獄のような想いですよね。

今も、全快というわけではないんですけど、絶対大丈夫だと信じています。
生きていてくれればそれだけで幸せというのは、その通りです。
2017-02-02 08:46 | スマイルバナナ | URL   [ 編集 ]

 

おはようございます
自分の子供がそうなれば悲しくて不安で、自分がかわってあげたい、色々な思いが巡るのでしょうね。
でもスマイルバナナさんに今の幸せがあるので、本当によかったです。
素敵な息子さんですね。
2017-02-02 08:52 | ツインズママ | URL   [ 編集 ]

 

3年前の話。
息子さんの病名を告げられるまでの不安。
そして告げられた後の不安。
ブログを読みながら、当時の大変さが伝わってきました。
それを一人で受け止めて、やっぱり母は強いな~と思いました。

実母の病気がわかったときのショックと将来へ不安。今でも覚えていますが、やっぱり我が子となると思いが違いますね。

息子さんからのLINEの写真、すごいなー。
理想の恋人と言いたくなる気持ちが分かります(笑)

「明けない夜はない」って本当ですね。

2017-02-02 17:46 | こりこ | URL   [ 編集 ]

Re: タイトルなし 

ツインズママさん、コメントありがとうございます。

確かに、毎日神社にお参りに行って、自分の寿命を息子にあげてくださいってお願いしていました。

今は、とっても幸せですよ~。
息子が頑張ってくれたので感謝しています。
2017-02-02 18:01 | スマイルバナナ | URL   [ 編集 ]

Re: タイトルなし 

こりこさん、コメントありがとうございます。

そんなに詳しくは誰にも話したことがなくて。でも、忘れちゃいけない気がしていたので、重い話ですけど、書けてよかったです。

過ぎてしまえば、いい経験だったと思えることでも、先が見えない時は不安ですよね。
逃げずに、精いっぱい立ち向かうしかないのかなぁ~。

息子は、私より人間ができてるって思ってます(親ばか)
2017-02-02 18:16 | スマイルバナナ | URL   [ 編集 ]

 

そうだったんですねぇ・・
3年前の2月2日と言う日は忘れられませんね・・
頭が真っ白になる感じとか、
自分が立っているのが不思議な状態ってあります。
やはり病気って、そんな空気にさせますよね・・

でも今はその写真ですか?
息子さんが作ったのぉ?
凄過ぎます・・

でも写真見ながら涙しそうになる母の気持ちも
母ではないリン子ですが感じます・・
生涯、ずっと元気で居られます様にぃ~
2017-02-03 17:27 | ポンデリン子 | URL   [ 編集 ]

Re: タイトルなし 

ポンデリン子さん、コメントありがとうございます。

リン子さんもご自分の病気とか、身内の病気とか、きっと同じような経験をされてますよねぇ・・・。
もう、隕石が、頭の上に落ちてきたぐらいの衝撃でした。

でも、今は息子もいろんな経験をして、レベルアップしてますよ~。
少なくとも、自分よりはどうか長生きしてくれますようにって祈ってます。
2017-02-03 23:36 | スマイルバナナ | URL   [ 編集 ]

プロフィール

スマイルバナナ

Author:スマイルバナナ
50代主婦です。
2人の子供達は独立し、今は夫と二人暮らしです。
接客のパートをしています。
日々の出来事、心境を綴ります。